東京料理研修へ行ってきました
10月4日、料理研修ということで、
全校生徒で東京へ行ってまいりました。
その時の様子をお伝えします。
まず、
食事マナー研修のため、
「八芳園」様に行きました。
江戸時代から続く老舗企業さんです。
八芳園と聞くと、ご存じの方は結婚式のイメージが強い方が多いでしょうか?
レストランは大変人気で、東京都は思えない広大な日本庭園も有しています。
昨年、バイデン大統領が総理と食事をした場所として、
メディアでよく取り上げられていました。
今回、研修と言う事で、
全員が前方向きのテーブルスタイル。
カメラマンさんがいて、
リアルタイムでスクリーンに映してくれるので
細かいお作法が良く見えて、
わかり易かったですね。
食事マナーをご指導いただいた、関さん。
八芳園で長年採用、教育に携わられているマナー教育のプロ。
本校で実施した合同会社説明会にも
過去、お出でいただいたことがありました。
解説が丁寧ですばらしかったです。
テーブルのセッティングはこんな感じでした。
中央には、乾杯用の杯が裏返しておいてあります。
食事前の説明がひと段落すると、
本校の卒業生が登場。
2年前の卒業生S君(右)と、今年の春入社の卒業生D君(左)です。
後輩たちにメッセージをくれました。
まだまだ新人の二人ですが、毎日頑張ってしているみたいで嬉しい限り。
それから、
もう一人の卒業生W君と、料理長さんも登場してくれました。
(※現在、八芳園さんでは3人の卒業生がお世話になっています)
聞くと、
今回のお料理は、この卒業生W君が考えた(!)献立とのこと
献立に沿って一品一品の解説、
工夫やポイントなども解説してくれました。
、
そして懐石コースの流れで
杯を返し、乾杯の作法から研修が始まりました。
みんな慣れてないから緊張~
してるのが伝わってきました。
本来はお酒ですが、今回はもちろんお水です~
次々とお料理が運ばれてきて、
その都度、
器や料理の中身に合わせた
適切な食事マナーを教わりながら
美味しくいただきました。
箸をつけるのがもったいないと思うほど
繊細な細工のされた蕪。
作り手の想いを聞いてから食べる料理は、
普段の食事とは違った味わいになりますね。
関さんの、「お料理はまず、目食(もくじき)から」
という言葉どおり、美しい料理は目で味わってから、
丁寧につくられた品々をじっくり2時間かけていただきました。
なかなかこういった格式のある所でお料理を食べることはありませんが、
こういうお料理を提供するところへ就職していく生徒は多いので、
お客様の視点、作り手としての視点、両方勉強させていただく
良い機会となりました。
続いてバスで向かったのは、
浜松町の「産業貿易センター」
(久しぶりに訪れましたが再開発でとてもきれいになっていてびっくり)
こちらで開催されていた「第40回日本料理全国大会」を
見学させていただきました。
全国の腕のある日本料理人の方々が、料理技術を競う大会です!
試食はできませんが、目で見るだけでも技術の高さ、料理の楽しさを感じます。
年度末に学校でも作品展を開催するので、
生徒たちはとても参考になったのではないでしょうか。
ほぼすべての作品の写真をスマホで撮り溜めた生徒もいました。
最後に訪れたのが、浅草近くにある商店街の
「河童橋道具街」(かっぱばしどうぐがい)です。
キッチンに必要なもの、飲食店に必要なもの、
なんでも揃うと言われている、
調理特化型の商店街です。
ちょうどお祭り期間で、平日にも関わらず賑わっていました。
セールしているお店が多かったです。
眺めて歩くだけでも大変面白い通りです。
約2時間ほどの自由時間でしたが、
各々気になるお店に入店して、
見たことのない調理道具を眺めたり、
欲しかったものを捜し歩いたり、
セールになっていた食器を買ってみたりと、
それぞれ好きなように時間を過ごしました。
数年前に来た時よりも、
リニューアルされた綺麗でスタイリッシュなお店が多くなっていて驚きました。
インバウンド需要が回復し、円安の後押しが大きいようで、
海外のお客さんばかりでした。
特に包丁のお店がやっぱり人気ですね。
支払方法も電子が普及し、
店先のスタッフの方も英語で対応していたり、
コロナ前とかなり雰囲気が違っていたのが印象的でした。
そんなこんなで東京1日研修は終了。
帰りに談合坂で少し休憩をとり、
学校に帰りました。
調理師科と、専門1年生は、
来月もまた西洋料理のマナー研修があります!
それもまた楽しみですね。
以上、東京料理研修レポートでした。
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